白昼夢で踊る犬

本書に一切真実はない。全ては真っ赤な嘘である。

ゴルドベルクの孤独。

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独立した悲しみと孤独に柔らかく包まれたくなったので晩年グールドのバッハゴルドベルクを聴いていました。

楽譜をみながら。

雨に濡れたのでシミが出来てます。

尖って意欲的な55年版も好きですが普遍的に聴きたいのはやっぱり晩年の録音ですね。

これを聴いてから「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」を観ると胸が締め付けられます。

でもなんといっても彼には音楽があったので幸せだったのじゃないかと思います。

彼の中にはこんなに素晴らしい音楽が溢れていてそれを指から紡ぎだすことが出来たのだから。

厳しい世界にしか音楽は生きないのかもしれません。

グールドに陽光が降り注いだような演奏にフランチェスコ・トリスターノという若いピアニストのバッハゴルドベルクがあります。

この演奏家は私のとても好きなピアニストで来日公演する際は必ず聴きに行きます。

クラブミュージックaufganのを組んでいましたが脱退したようです。

クラブミュージックとクラシックの融合もトリスターノ個人名義でも出しているのですがこれがものすごくかっこいい。

彼のクラブリズムはバロック音楽にも活かされていてブクステフーデなんかも演奏していますがなんといってもやっぱり軽妙なリズムが素敵なのはバッハです。

録音プログラムが私の好みでストラヴィンスキーの二台のピアノもアリス紗良オットと共にCDで出しています。

個人的には彼のプロコフィエフなんかが聴きたいな。

孤独とは、人との断絶ではなく自分との断絶である。

それでも音楽は鳴り続ける。