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白昼夢で踊る犬

本書に一切真実はない。全ては真っ赤な嘘である。

挑戦哲学書。

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私が1番よく読むのが海外文学。

日本現代では村上春樹舞城王太郎

マンガ。

河合隼雄はどれに分類だろう?

嫌いなのはハウツー本。

苦手だけど興味があって読んだけども挫折してきたのが哲学書である。

一週間に一度は池袋ジュンク堂に通っているんだけど3階の小説コーナーを一回りしてめぼしい新刊が出ていないと4階の精神・哲学・歴史コーナーに足を運ぶ。

最近哲学書でも種類によっては面白く読めるものがあるのに気づいたからだ。

私が「ほお!!面白いな!ふむふむ」とまず立ち読みして(池袋ジュンク堂では椅子がすごくいっぱいあって座り読みもできる)お買い上げするのは広義的なものを提示したものより具体的なものを哲学してるものが多い。

歴史に直結しているものだとなお接しやすい。

私はホロコーストものの小説、体験記が好きなのでその体験記が4階に分類されてるものが多かったのが哲学書を講義ではなく自力で読めるようになったのがキッカケかもしれない。

取り敢えず読み途中のも含めて私が読んで面白かった哲学書を数冊あげてみる。

ロバート・イーグルストン「ホロコーストポストモダン 歴史・哲学・文学はどう応答したか」

これはもうタイトルからしてすぐ食いついた。

具体的記述があって面白いし何よりも難しい言葉が使われていない。

だからといって語られている内容が簡単というわけではない。

大体私が哲学書を挫折する1番の要因は簡単なことを回りくどく無闇に難しい言葉で語るところなのだ。

ホロコーストものはナチ側へのインタビュー、収容所の体験記、戦争小説など結構読んでいたのでこの本に出てくる著者名や書物にも「確かにこれはそう言ってたな」と理解しやすかったこともあるし、なによりホロコーストが後の社会にどう捉えられているのかを知ることはとても新鮮であった。

メニングハウス「吐き気 ある強烈な感覚の理論と歴史」

これは帯に惹かれた。

「古典主義美学における「吐き気」と「美」のあいだの交錯関係、カントによる「吐き気」の理論的・実践的位置づけ、初期ロマン主義における「腐敗」の詩学ボードレール、ローゼンクランツ、ニーチェフロイトカフカバタイユサルトルクリステヴァまで“反美学”の系譜を明らかにする。」とある。

ここにある名だたる者の文書、小説、手記の一部を取り上げそれに対する考察がなされてる。

中身はとても魅力的だ。

しかし私はレジに持って行くまで1時間は悩んだ。

何故なら税込みで9,369円だったからだ。

分厚いし、私の感覚で哲学書は大体海外文学の値段の2,000円から3,000円増しとはいえこれは高い。

図書館という手もあるがこういう本は何度も読み込みたいので返却期間がある図書館よりは手元に置いておきたい系だ。

と決心し、泣きながらレジに持っていった。

泣いてるけど後悔はしていない。

していないけど誰か抱きしめてほしい。

最後にこれは嬉しい文庫本。

ミシェル・フーコー「ピエール・リヴィエール 殺人・狂気 エクリチュール

フーコーの哲学書は難しいのももちろんあるが比較的読みやすい書物もいくつかある。

読みやすいものを相方に教えてもらいつつ読んだこともあるけどこれは1人で読めるフーコー

精神学が入っているからというのと実際にあった殺人者の手記を元にしたフーコーの考察ということでとっつきやすい。

私はカポーティはほぼ読んでいるので「冷血」を思い出した。

とまあこんな具合である。

ハンナ・アーレントイェルサレムのアイヒマン」とドゥルーズガタリカフカ マイナー文学のために」と著者は同じくの「アンチオイディプス 資本主義と分裂症」は積ん読になっている。

どれもタイトルからして魅力的だ。

ホロコースト関係の書物や映画は結構チェックしてると言いながらアーレントのこれが未読なのは耳の痛いところだなあ。

カフカカフカ自身の文学を読んでればいいやってなとこもあるけど哲学者として有名なこの2人がどう捉えたのかというのが興味をそそられた。

まあ哲学書の良いところはちょびちょび読みが出来るところである。

小説のように一気に読まなくてもいい。

あと先に述べたように哲学書の意味のない、というか私に理解出来ない難しい言い回しは苦手なので哲学書は必ず立ち読みして中身を確認してから買うようにしている。

海外古典文学は大体ネットでポチってしまうが。

哲学書って高いしね。

ニーチェとかは普通にかっこいいなあとかは思うけど有名な「ツァラトゥストラ」より「この人を見よ」の方が面白かったなー。

ちなみに写真は多分持ってる小説の中で1番分厚い(しかも大きい)ロベルト・ボラーニョ「2666」とメニングハウス「吐き気」を並べてみたの図。

どちらも分厚いのでメニングハウスがそんなに分厚くなく見えるけどボラーニョがでかいだけです。

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