白昼夢で踊る犬

本書に一切真実はない。全ては真っ赤な嘘である。

池袋ジュンク堂書店の好きな理由を語ってみる。

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私は池袋が近いということと、池袋ってぶらぶらしてても平気みたいなとこと乙女ロードと女性とらのあながあるとこと池袋ジュンク堂書店があるとこが大好き。

週一で池袋ジュンク堂書店には通ってる。

何故に池袋ジュンク堂書店が好きなのか、それを今回は語ってみたいと思うの。

決して関係者じゃないし回し者でもないですよん。

まず私は3階の文学コーナーに行く。

エレベーターを上がったすぐのところ、つまり1番目立つ位置に海外文学コーナーがある。

これはだいぶ珍しい例だと思う。

海外文学ハードカバーコーナーというのは大抵あまり見向きされない、売れない。

国別で海外文学コーナーで他の大型書店より大きく展開している。

そこの新刊平積みのチョイスがまたいい。

ちょっと知らなかったようなものもポップで紹介してあったりしてこのコーナーを担当してる店員さんの「是非読んでほしい!」熱さが伝わってくる。

1冊15,000円の詩集でも置く。

セリーヌ全集とかも置いてある。

セリーヌは文庫化されているのしか読んでいないので全集は結構欲しいと思ってる。

Amazonもよく利用するが海外文学ハードカバーはやっぱりちと高いので立ち読みしてから買いたい。

ネットだと出会えなかっただろうなという最近買った著書にハンス・ファラダ「ベルリンに一人死す」がある。

帯には「60年以上を経て、いま世界を震撼させるリアリズム小説の傑作」とある。

裏にはプリーモ・レーヴィのコメントつき。

彼が最高傑作というならこれは読まなければならない、何故なら彼はアウシュビッツの体験を「あなたには決して分からないだろう」と言いそれと同時に「想像してみてほしい、これが人間か」と述べているからだ。

これは一見矛盾するようで矛盾しないものである。

とにかく「これを陳列するのかあ!やるなあ!」というものが多いのでここで大分足を止めてしまう。

そして是非ゆっくり読んで下さいねというように椅子がいっぱい置いてある。

それから私は文庫コーナーに行く。

先程述べたように私はここには週一で通ってるので新刊文庫コーナーをチェックするだけでよい。

海外文学文庫と日本SF文庫と最近出てきたラノベと文学をミックスさせたような本をチェック。

ちなみに現代日本文学に殆ど関心がない私はそこはスルー。

そして時間的に余裕がある時は4階「哲学・精神・歴史」の階に。

精神医学コーナーは以前は関心があったが今は河合隼雄さんの本だけ読んでればいいかな、となってる。

精神医学という書物の多くは「こういう行動に出るのは精神医学上こういう心理からだ」とそこで思考停止させてしまうものがある。

それよりもユング的に(ユングに詳しい訳ではないが)夢は夢のまま、メタファーはメタファーのまま、のような文学的な広がりの方が人間の多様性を認めることになるんじゃないかと思いだした。

それはやはり河合隼雄の対談や本の影響が大きいと思う。

最近デビューしたのは哲学だ。

考えに考え抜いた哲学というものには以前から触れてみたかったのだが文体の難しさから苦手意識があった。

翻訳が原文は簡単なものをわざと難しくしてる、という意見も目にする。

文学について語る哲学、ホロコーストみたいに関心のある哲学だととても入りやすく興味深く読めることに気づいた。

カフカについては有名な哲学者が語ってるものが結構あるのは面白いと思う。

何について哲学するか、その何とは具体的であるほどとっつきやすい。

例えばトーマス・マンフルトヴェングラーの哲学。

先に挙げたカフカについて。

色々な文学における嘔吐の表現について。

ホロコーストの中の音楽について。

何故ドイツ国民は戦争に走ったかについて。

神話について。

などなど。

哲学とは違うかもだが私は民俗学なんかも好きだ。

妖怪についてとかは文庫化してあったりして著者を選べばこれがまた凄く面白い。

まだハードカバー哲学コーナーはほんのかじりなのでそのコーナーを前にすると圧倒されてしまう。

小説コーナーは全然そんなことないのに。

ところで先ほど挙げた「ベルリンに一人死す」だが4,500円プラス税なので欲しいと思った翌月お金が入ってからにしようと入ってから行ったら置いてなかった。

早く読みたかったのでAmazonで買おうかとも一瞬思ったのだがこれを陳列した店員さんはこの本が売れて嬉しかったに違いない、ならば私も欲しい人です、それにこの本屋にはお世話になってる意味をこめて取り寄せてもらった。

その後見てみたらこの本はまた陳列されていた。

私が取り寄せてもらった時に2冊取り寄せて1冊陳列されたんだろうと思って嬉しかった。

誰かまた立ち読みして欲しくなって買っていってくれたらいいなと。

写真はドン・デリーロ「ホワイト・ノイズ」

好きな作家でアメリカでの評価も高いのだけど日本では廃刊も多いということで悲しい。

これも今は廃刊。