白昼夢で踊る犬

本書に一切真実はない。全ては真っ赤な嘘である。

スクリャービン。

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今はバッハブゾーニシャコンヌを弾いているんですが次の曲は「スクリャービン ピアノソナタ1番が弾きたいなあ」と思っていました。

しかしピアノソナタ1番というのは人気がないのかソナタ全集じゃないと入ってないんだよね。

2枚スクリャービンソナタ全集を買ったんだけどヴラディミール・アシュケナージソナタ全集が良かったのにはちょっと驚いた。

アシュケナージのピアノは結構色々そつなくこなすけど「これだ!」って個性はあまり見受けられないと思っていたので。

指揮者としてのアシュケナージはピアノ協奏曲の時はだいぶピアノの魅力を引き出すオケをするのでキーシンとやったプロコフィエフピアノ協奏曲3番なんかは完璧に最初から最後までワキュワキュした。

私がもしピアノ協奏曲を弾けるならばその時はこの曲を弾いたい!と決めているのだ。

とにかく最初から最後まで夢見るようで鋭い気を抜けない楽しさが続く。

まあ協奏曲なんて大それたことは私の実力じゃ叶わないわけだが。

さて、次の曲はスクリャービンピアノソナタ1番全楽章を弾きたいと思ってる。

シューマン幻想曲全曲も魅力的だがここはスクリャービンでいきたい。

今がバッハだから全く違う方向のがいい。

はてなブログの読者にさせてもらってる方がそんな折にMARIA LETTBERG「スクリャービンピアノ全集」を購入していらっしゃった。

私もチェックはしてたのだが全集なのに安いけど知らないピアニストだったのでちょっと躊躇していたのだ。

でもスクリャービンピアノ全集で安いし音源も古くないようだ。

スクリャービンは全体的に好きな曲が多いし何より抜粋だとピアノソナタ1番の録音されたCDは少ないので次弾くならやっぱり買おう!と思い購入。

今日届いたばかりなのでまだ未開封だよ。

アシュケナージはちょっと個性派なスクリャービンを丁寧に弾いてたことでスクリャービンの魅力が浮き上がる感じだったけど彼女はどんなスクリャービンを聴かせてくれるのか楽しみ。

私はピアノを弾く時は特にグルーヴ感を出したい。

これは一時期クラブミュージック、あるいはポストロック?だっけ?あそこら辺をだいぶ聴いてた影響もある。

今の若めのピアニストはそれに触れてるので昔のピアニストにはないグルーヴ感を意識していることも多いとフランチェスコ・トリスターノの演奏を聴きに行った時に肌で感じた。

彼はアメリカに行った時にクラブミュージックに触れクラシックと同時にクラブミュージックのアルバムも出している。

そしてバッハが大好きというのも面白いところだ。

実際コンサート行くとペダルを踏まない右足もトントンとリズムをとっているし背中も飛び上がっている。

音のリズムの渦に巻き込むピアニストだ。

彼は作曲も出来るし、今生きてる中で一番好きなピアニストなので輸入盤含めて手に入れられるCDは全部持ってるし11月のコンサートも前売り発売日に電話して取るんだーい!

さて、スクリャービンピアノソナタ全楽章は各楽章の表現力が試される曲だと思う。

雰囲気的にもちろん一貫性はあるのだが色々なテクニックと全楽章通しての文学的にどう私なりに組み立てるのか、聴いててそれが難しいだろうなと思っている。

特に私は何も考えないと勝手にフォルテにしてしまうので最後をどう張り詰めた緊張感を維持するかが課題になってくるだろう。

ところでこのピアノソナタ1番はショパンの影響を受けていると言われるのだが私はショパンピアノソナタ3番以外はあまり好きではないのにスクリャービンのこの曲はとても魅力的だと思うので不思議なものだなあ。

その次がシューマン幻想曲全曲(アルゲリッチポリーニ内田光子で聴き比べが面白い。同じ曲とは思えない)かベートーヴェンピアノソナタ30か32かディアベッリがいいなぁと思っている。

根本的にはバッハをブゾーニやケンプやリストが編曲したものが大好物なのだが色んなものを弾きたいので。

しかし今日のピアノレッスンはとても勉強になりかつ面白かった。

先生に幾つも細かく提案していただきその中から「あ!これが良いです!」と選び、そこからシャコンヌに生命が吹き込まれていくのを肌で感じた。

私は細かい表現の幅が狭かったのでこれまでの私のシャコンヌは死んでたんだ!とさえ思った。

あとは奏法的な技術の練習方法の悩みにも分かりやすく教えていただいた。

これはすぐに直るものではないので根気が必要だ。

より私らしいピアノを追求していくことはとても面白い。

私には読書することも小説を書くこともピアノを弾くことも同じ様に必要なのだ。

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